ベルシステム24
社内基盤サービスの「無停止化」を実現した
HP StorageWorks EVAによるバックアップ&リストア・ソリューション
Dialogue(対話)を通じた価値創造―― お客様との対話窓口というポジションを活かした高付加価値型ビジネスを指向するベルシステム24が、メッセージングをはじめとする社内基盤サービスの強化を進めている。「無停止化」を実現したIT 基盤を支えるのは、HP StorageWorksEVA。サービスを止めずにオンライン・バックアップを実行し、万一の障害発生時にはわずか10分でのリストアを可能にする。

- 自動オンライン・バックアップと高速リストア
- 社内基盤サービスの無停止化
- コンプライアンスへの対応

- HP StorageWorks EVA 8000
- HP StorageWorks ESL 322e
- HP Rapid Restore パッケージ
- HP StorageWorks Fast Recovery Solution for Exchange 2003

- 社内基盤サービス無停止化の実現
- 情報漏洩発生時の経路追跡の実現

株式会社ベルシステム24
ネットワーク情報システム室
ネットワーク・ファシリティ
サービス局
ネットワークグループ
グループ長 柳町秀行氏
「ビジネスの継続性、コンプライアンス――この2つの観点から、社内基盤サービスの見直しに取り組んでいます。まず、業務遂行に欠かせないメールサービスの信頼性・可用性向上から着手しました。『コンプライアンス』というテーマは、システムの理想像を描く過程で大きく浮かび上がってきたものです。コンタクトセンターやOne to Oneマーケティング・サービスというビジネス遂行の上で、個人情報保護法や将来の日本版SOX法を見据えた対応は不可欠といえます」(ベルシステム24 ネットワーク情報システム室 ネットワーク・ファシリティサービス局 ネットワーク グループグループ長 柳町秀行氏)
2002年に策定されたIT基盤計画では、ネットワークからサーバーシステム、アプリケーション環境まで7項目の重点分野が設定されたが、中でもメッセージング基盤の刷新は、重要度の高さから早期に着手された。
「メールサービスの障害から迅速に復旧できること、万一の情報漏洩に備えて漏洩経路が追跡できること、システム全体の信頼性・可用性を高めること。この3つを新システムの要件として、段階的な刷新を目指しました」(柳町グループ長)3つの要件を満たすには、メッセージング・システム単体の堅牢性を高め、バックアップ&リカバリー・ソリューションを実装するとともに、情報の収集から保管・廃棄までのライフサイクル管理を確立しなければならない。特定のメーカーに依存すべきではない、と柳町グループ長は考えた。
「ハード&ソフトメーカーに対して中立であり、私たちのビジネス目標を共有できるテクノロジー・パートナーが必要でした。そうした中でアルファテック・ソリューションズは、中・長期の展開も見据えた現実的な解決を提示してくれました」(柳町グループ長)
その提案とは、クラスター化されたサーバーシステムに強力なストレージシステムを組み合わせ、オンライン・バックアップと迅速なリカバリーを実現する革新的なソリューションであった。中核となるプラットフォームには、HP StorageWorks EVAが選定されていた。
「HP Rapid Restoreパッケージ」により、オンライン・バックアップと高速リストアを実現。

株式会社ベルシステム24
ネットワーク情報システム室
ネットワーク・ファシリティ
サービス局
ネットワークグループ
羽石哲生氏
ベルシステム24の社内基盤サービス・メール(メッセージング)システムの刷新は、大きく第1フェーズ(2004年2~4月)と第2フェーズ(2005年4~10月)に分けられる。第1フェーズでは、サーバー増強によるメールシステムのパフォーマンス向上とともに、システム障害から迅速に復旧できる仕組みを整えた。
「第1フェーズに着手したときのユーザーアカウント数は約3,000。すでにシステムのパフォーマンス不足は明らかでした。また、ディスクアレイ(HDD)からテープへのバックアップに正味16時間、障害が発生してからサービスを復旧するまでに丸1日を費やすほどデータ量が増大していました」(柳町グループ長)
当時Microsoft Exchange Server 5.5で構築されていたメールシステムでは、サービス停止がビジネスに影響を及ぼすとともに、復旧に要する多大な時間・工数がさらにその影響を拡大させていた。障害が発生してもビジネスへの影響は最小限に食い止める――この課題を解決したのが「HP Rapid Restore」だった。HP Rapid Restoreは、HP StorageWorks EVAを中心に、テープライブラリー、バックアップサーバー、スナップショット・ソフトウェアなどから構成されるバックアップ&リストア用パッケージ・ソリューションである。HP StorageWorks EVAのスナップショット制御ソフトウェアであるBusiness Copy EVAがスナップクローンを作成する時間はわずか15分。コピーボリュームをテープに落とす作業までを含めても1時間でバックアップは完了する。リストアについても、スナップクローンのボリュームに切り替えることにより、10分程度でサービスを復旧させることができるようになった。しかし、Exchange Server 5.5環境ではデータ整合性確保のために「コミットポイント」をとる必要があり、スナップクローンを作成する際に深夜の15~30分間サービスを停止しなければならないという課題がわずかに残された。
「障害があってもサービスを止めない、バックアップ作業時もサービスを止めない――完全な『無停止』を実現するために、第2フェーズの作業に着手しました」(柳町グループ長)

HP Fast Recovery Solution(FRS)が、社内基盤サービスの「無停止化」を実現。
続く第2フェーズでは、サーバー環境全体を大幅に強化。メールサーバー・システムはWindows Server 2003とExchange Server 2003にバージョンアップされ、HP ProLiant DL585を2ノード・クラスター×2セットの構成とすることで耐障害性も高められた。
「HP StorageWorks EVAを使うことを前提に、Exchange 2003へのバージョンアップを決めました。EVAにVolume Shadow CopyService(VSS)を組み合わせれば、完全なサービス無停止を実現できると考えたのです」(柳町グループ長)
HP StorageWorks EVAにおいてVSSリクエスターの働きをするのが、「HP StorageWorks Fast Recovery Solution for Exchange 2003(FRS 2003)」である。VSSを活用することで、サービスを停止することなく高速なオンライン・バックアップが可能になる。
「一連の動作は、FRSがVSSに完全対応していなければ実現できません。FRSの初期バージョンがリリースされた直後に、アルファテック・ソリューションズから米HPのFRS開発チームへ改善要求をまとめた仕様書を提出しました。その後テレカンファレンスを中心に検討を進め、HP Rapid Restoreによる優れたリストア機能を引き継ぐなど、FRSの完成度が高められたという経緯があります。メーカーとの技術協力の重要性を強く認識しました」(柳町グループ長)
最後の課題である「コンプライアンス対応=情報漏洩発生時の経路追跡」についても、本システムが解決をもたらした。
「2005年に入るころには、ユーザーアカウント数は5,000に達しました。コンプライアンス対応のために日次で取得したバックアップのテープを6ヵ月間保管していましたが、膨大なデータ量をバックアップするための手作業によるテープ交換も限界が近づいていました。現在では、Exchange 2003のジャーナル機能によって、送受信されたメールのコピーを専用メールボックスへ自動保管。最終的にはテープライブラリーへ自動アーカイブされるため、いざというときのメール履歴のトレースも安心になりました」(ベルシステム24 ネットワーク情報システム室ネットワーク・ファシリティサービス局 ネットワークグループ羽石哲生氏)
メールデータのアーカイブは6ヵ月分を保持。3TBにも及ぶデータは、まずコストパフォーマンスに優れたFATAディスクに保存し、順次テープライブラリー「HP StorageWorks ESL 322e」にアーカイブする仕組みを実現している。
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ベルシステム24
全国33拠点のコンタクトセンターを基盤に、年間4,300社に及ぶ顧客企業の窓口として"One to Oneマーケティング・サービス"を提供するベルシステム24。エンドユーザーとの「Dialogue(対話)」を通して顧客企業のビジネスに貢献するとともに、社員およびスタッフのコミュニケーション能力とマーケティング・ノウハウに磨きをかけ、更なる高付加価値サービスの提供を目指している。 |

