HCIはとりわけトータルコストに優れています。共有ストレージ、SANスイッチに関わる物品や運用費、特に高額になりがちなパーツ保守費が不要なためです。
またコンポーネントが減るため、ラックスペース削減だけでなく、電源などファシリティコストの削減が見込める反面、単一障害点がなくなるので可用性は向上します。
HCIは容易に拡張できます。そのためスモールスタートを実現でき、無駄な投資リスクを減らせます。リプレース時も筐体の新旧入れ替えだけで簡単に作業が行えるため、システムを長時間停止してのデータ移行という手間を省くことができます。
HCIは将来的なクラウド化に向けて柔軟に対応できます。ハイブリッド構成を簡単に実現でき、IT投資を無駄にすることなくシームレスに移行できるためです。
3Tierからのリプレースはもちろんですが、将来のクラウド移行を考えられているお客様にもHCIは最適な選択肢です。
各HCI製品にはクラウド連携機能も含まれていますので、シームレスな移行の最初のステップとして始めることをお薦めいたします。
医療機関のサーバーや仮想基盤は部門システムごとの導入が一般的ですが、これらをHCIに集約することでより効果的な運用が可能となります。
さらにHCIは拡張性に優れているため、5年〜7年の保守期間を見越した容量を購入する必要もなく、適正コストで導入できます。
Windows Server 2019をベースとするため、Hyper-Vユーザーは対応が容易です。各メーカーの検証済みハードウェアが選択できます。
ESXのGUIで運用したい場合にお薦めのアプライアンス製品。高いデータ圧縮・重複排除率でデータ容量を節約できることが特徴です。
市場を牽引するHCIソリューション。VMwareの認定ハードウェアに搭載可能です。
元々はアプライアンスでHCI市場を牽引していましたが、ソフトウェアでの提供にシフトし、幅広い候補のなかからハードウェアを選択できます。
優位点 | Windowsであれば仮想マシンのOSライセンスがハイパーバイザーに含まれていてオトクです | 優れた重複排除率と秒速バックアップがウリです | カーネルに組み込まれた機能であるため管理用サーバーは必要ありません | KVMベースで開発されたハイパーバイザーAcropolisは世界で実績No.1です |
提供方法 | ソフトウェア | アプライアンス | ソフトウェア | ソフトウェア アプライアンス |
管理ツール | Windows Admin Center | vCenter | vCenter | Prism |
ハイパーバイザー | Hyper-V | vSphere | vSphere | Acropolis vSphere |
対応ディスク | ハイブリッド | SSDのみ | ハイブリッド | ハイブリッド |
最小ノード数 | 2 | 2 | 2 | 3 |
制約事項 | 2台から3台への ノード追加は停止が必要 |
ディスクのみの 増設は不可 |
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クラウド接続 | Microsoft Azure | Amazon Web Services Google Cloud Platform Microsoft Azure |
Amazon Web Services | Amazon Web Services Google Cloud Platform Microsoft Azure |
どのHCIソリューションでも、圧縮、重複排除、スナップショット、クローン、DR、暗号化などの機能を持っています。
記載の社名・製品名などは各社の商標または登録商標です。
記載の内容は個別に明記された場合を除き2021年5月現在のものです。