悩ましいICT基盤選び。ポイントはどこか?

悩ましいICT基盤選び。ポイントはどこか?

コロナ禍で考える医療とICT

こんにちは、華です。

6回目の今日は、これまでを振り返りながら書いていきたいと思いますが、実はまだ1つ、大切なことをお伝えしていませんでした。
ぜひ、そこまでお目通しいただけますと幸いです。

 

……というわけで、医療ICTの理想的な仮想化集約を実現するインフラの候補として HPE SimpliVity というHCI製品をご紹介してきましたが、実際、この製品を導入いただいた多くのお客様にご好評いただいています。

その理由の第一が、「秒速バックアップ」です。

1TBのバックアップ/リストアが60秒以内

HPE SimpliVity には、バックアップ機能が標準で搭載されていて、仮想マシン単位でのバックアップを自動化できます。 そのスピードは、1TBのデータで60秒以内というから驚きです。 データを復旧する時も、同じスピードでデータを上書きしますので、あっという間に完了します。

このスピードの秘密が、HPE(Hewlett Packard Enterprise)独自の「データ重複排除・圧縮」にあります。
重複するデータを排除して、差分のデータだけをバックアップするから、速いのです。

こう言ってしまうと、「本当にそれだけで大丈夫なの?」と心配されることもあるのですが、すべてのデータを物理的に別の2筐体で同時保存することで、バックアップとしての安全性を確保しています。ご安心ください。

災害時医療継続にも、しっかり対応

災害などでシステムがダウンした時に、自動的にシステムを復旧させるDR (Disaster Recovery:災害復旧)サイトも、HPE SimpliVityを活用することで、容易に構築できます。
「秒速バックアップ」で、DRサイトに小まめにデータを保存。
さらにBCP/DR自動化ツール「HPE SimpliVity - Rapid DR」を利用することで、災害時には自動的に仮想マシンが起動し、アプリケーションの再起動まで実行されます。

混乱を極める災害時にも、人の手を介することなく、必要なサービスを継続提供することができるのです。

そして、一番大事なことがコストです。

オンプレミスか、クラウドか、「ピタッとキャパシティ」か

HPE SimpliVityのコスト優位性については、この連載の第2回で書かせていただきましたが、実はもう1つ、コストに関して大事なトピックがあるのです。

それが、HPE SimpliVityを、パブリック クラウド サービスのように「月額・従量制」で導入いただける当社のソリューション「ピタッとキャパシティ」です。

このソリューションは、世界56カ国およそ600社で採用されている、HPE GreenLakeというサービスを、当社が独自に拡張したサービスになります。

本サービスを利用すれば、お客様のセキュリティポリシーに合致したデータセンター(勿論、院内のサーバー室でもOK!)に HPE SimpliVity を設置するところから、インフラの運用まですべて、当社にお任せいただけます。
リソースを使った分だけ課金する従量制なので、導入コストを抑えることができます。

ですがこのサービスは、単なる「クラウドの代用」ではありません。
そうではなくて、医療機関のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に貢献する、IT業務のアウトソーシングだと思っていただけるとウレシイです。

本来、オンプレミスで活用するはずの HPE SimpliVity を、クラウドのようにサービス化することを「ステップ1」として、そこからさらに、お客様の既存インフラの移行と再構築……パブリック クラウドとオンプレミスを適材適所で組み合わせる「ハイブリッドIT」の理想を目指す「ステップ2」へと、お客様の DX をサポートさせていただきます。

HPE SimpliVity を普通に導入いただいても、3Tier 構成のシステムを導入されるよりは、コストメリットがあるのは、以前の記事の通りですが、「ピタッとキャパシティ」があることで、さらに選んでいただきやすくなるのではないかと思います。

……と、今回はすっかりマーケ担当の欲を出して、製品アピールに終始してしまいましたが、ご容赦ください。

このブログ連載も、今日でいったんの区切りとなります。
またの企画まで、しばしのお別れです。
ご高覧いただきありがとうございました!

記載の企業名、製品名は各社の商標または登録商標です。ブログ記事は掲載時点(2021年2月)における情報をもとに執筆しており、著者の意見や経験に基づく内容を含んでいます。掲載している情報の正確性について万全を期しておりますが、その内容について保証するものではありません。