◎ATSエンジニアが解説◎ HPE SimpliVity「ホントのところ、どこがいいの?」第3回

ソリューション

第3回は、HPE SimpliVityがVDI(仮想デスクトップ)基盤で高い人気を得ている理由をご紹介したいと思います。 ポイントはやはり「ハードウェアベースの重複排除」。 VDI環境の設計・構築・運用それぞれのフェーズで、重複排除が大きなメリットを提供できるのです。 3つの切り口から解説しましょう。

① 重複排除が「VDI性能」にもたらすメリット

VDI基盤は設計ではサイジングがとても重要です。お客様ごとに十分なレスポンスや使用感を確保するために、CPUコア、メモリ、ストレージI/Oを最適に割り当てる必要があります。ピーク時を見通したリソースの確保は不可欠ですが、過剰なサイジングはそのままコストに跳ね返ります。また、VDI環境では数百~数千のユーザーが「共有ストレージ」にアクセスしますが、HPE SimpliVityのようなHCI製品では、外部ストレージを使わずにこれを実現しなければなりません。

HPE SimpliVityではインライン重複排除を「専用のハードウェアアクセラレーター」で実行します。「本体のCPUに負荷をかけず」に「書き込みデータを減らす」ことができるわけです。さらに、読み込み時にもHPE SimpliVityならではの強みがあります。他のHCI製品では重複排除処理のオーバーヘッドは無視できませんが、HPE SimpliVityはブートストームなどの高負荷時でも専用ハードウェアにより快適なレスポンスを維持できます。

② VDI環境は「重複排除が効きやすい」!

データの種類によって重複排除率は大きく変わります。VDI環境では、数百~数千のユーザー分の仮想マシンなど「重複排除がよく効く領域」がたくさんあることにご注目ください。VDI環境は共通のOS領域を各仮想マシンが持つため、仮想化基盤やデータベース環境などよりもはるかに高い重複排除効果が得られるのです。条件にもよりますが、HPE SimpliVityによるVDI基盤では、重複排除とデータ圧縮を合わせたデータ削減効果によりストレージ消費量は1/10以下に達します。

③ 重複排除で、より少ないストレージ消費量での「フルクローン」が現実に!

VDI環境では、ユーザー単位の仮想マシンの作成に「リンククローン」を採用することも少なくありません。OS などの「共通部分」を共有し、個人の設定や変更を差分として持つことで、ストレージ消費量を削減することが狙いです。一方で、パッチ適用やアプリケーション更新など、運用面では煩わしい作業が残ります。

これに対して「フルクローン」では、マスターイメージとユーザー数がイコールで、特定のユーザーに対し専用の環境を提供できるメリットがあります。一方で、人数分のストレージリソースを消費するデメリットがあります。たとえば50GBのマスターイメージを100ユーザー分格納するなら、5TBのストレージ領域が必要です。

でもご安心ください。HPE SimpliVityの優れた重複排除機能を使えば、フルクローンのメリットを丸ごと享受しながら、ストレージ消費量をリンククローンと同等かそれ以下に抑えることができるのです。

汎用サーバーを組み合わせた拡張も可能!

HPE SimpliVityの重複排除は強力です。仮に「HPE SimpliVityの1筐体あたり100ユーザーを収容するVDI基盤」を想定してください。一般的なサイジングでCPUコア・メモリが適正だったとき、重複排除効果によってストレージの実効容量・性能には十分な余力が生まれます。このとき、HPE SimpliVityのノード追加でなく、汎用サーバーを追加してCPUコア・メモリを増やせば、コストを抑えながら200ユーザー超を収容するVDI基盤を構築できるのです。

次回はHPE SimpliVityの「柔軟な拡張」について詳しくお伝えしたいと思います。第3回、いかがでしたでしょうか。ご質問等ございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

★今後の予定★
(第1回)急速に実績を拡大するHPE SimpliVity
(第2回)秒速バックアップとBCP・災害対策
(第3回)容量を気にせず「フルクローン方式」でVDIを実現
(第4回)HPE SimpliVityならではの容易な拡張
(第5回)既存システムの移行もHPE SimpliVityなら簡単
(第6回)HPE SimpliVityは他のHCIと何が違う!?
(第7回)オンプレミス環境を月額・従量制で使う
(第8回)HPE SimpliVity最新の導入事例

連載記事

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